低血圧と寝起きの関係

低血圧だと朝なかなか起きられないって聞いたことありますよね?本当にその2つに関係はあるのか、ただ朝起きるのが苦手ってだけなんじゃないのかと、気になったので、調べてみました。

低血圧で寝起きが悪い女性

低血圧と朝起きられないのは本当に関係あるの?

「低血圧だから、朝起きられない」と聞くことがありますが、それと同様に、医学的には何の根拠もないという意見もあります。どちらが本当なのでしょうか。
低血圧と言えば血圧が低いことを言いますが、血液が身体の中を流れるスピードが遅い、とも言うことが出来ます。
血液は心臓がポンプの役目をして全身に送り出しているのですが、その勢いが弱いと身体の隅々にまで血液が行きわたらなくなってしまいます
。血液は酸素や栄養など、身体を動かすために必要なものを運んでいますが、その勢いが弱いということは身体の末端に酸素や栄養が行きわたらなくなっているという意味になります。
そのため、朝目が覚めても身体がスタートを切ることが出来なくなってしまうと言われています。
低血圧はもともとの体質によって起こってしまうこともありますが、生活習慣によって起こってしまうことも多いものです。
朝起きられないのは、血圧ではなく自律神経の切り替えのタイミングが上手く行かなかったり、筋肉の量が少なく、疲れやすいことが原因だと言う意見があります。
低血圧の多くが病気や遺伝ではなく、生活習慣が原因で起こっているのならば自分で改善することも可能です。
自律神経の乱れが原因の場合、ストレスを解消したりしっかりと睡眠時間を確保することで寝起きも改善される可能性があります。
また、筋肉の量を増やすために無理にならない程度の運動を続けていくことで血行が良くなり、身体の末端にまで酸素や栄養素が行き届きやすくなります。
低血圧の人は食欲があまりない、便秘、腹痛などの症状もあるため、これらを改善するためにバランスの取れた食生活を贈ることで低血圧が改善していきます。
生活習慣の改善を行っても変化が見られない場合、病気が隠れている可能性があるため病院を受診してみましょう。

低血圧になりやすい人とは

低血圧は高血圧のように明確な判断基準はなく、正常な範囲を下回っている状態のことを指します。
良く聞くのは朝が弱いというイメージで、単純に血圧が低い状態を考えますが、厳密には全身に巡る血液の勢いが弱い状態で、急に立ち上がるとめまいや頭痛がする、消化器が血行不良によって働きが弱いことから腹痛、下痢、便秘を起こしやすく、無駄な発汗や末端の手足が冷えるという症状が現れます。
高血圧とは別の原因で血液の循環が上手くいっていない状態であるため、運動不足や偏食、ストレスなどが大きく起因しています。
また、若い女性では女性ホルモンのエストロゲンが排卵期に多く分泌されますが、このホルモンは血管を拡張させる作用があることから血液の流れが良くなりますが、血液量は増えることがないため、血行不良になりやすく体が冷えたり貧血が起きやすくなります。
同時に食事制限を行うようなダイエットをすると血液量が不足して、貧血に陥りやすくなるため、女性は低血圧になりやすい体質と言えます。
生活習慣では湯船に浸からずにシャワーだけで済ませてしまう人が多く、体を十分に温められないことで血液の循環が上手くいかないこともあります。
長時間のデスクワークで足がむくむような人では血液の流れが悪いため、低血圧や低体温になりやすい人となります。
体内で必要な栄養素を補給できないと血液循環が上手くいかないので、正しい食生活と睡眠、運動が重要なポイントです。
一般的に年齢を重ねると共に血圧は高くなる傾向にありますが、一部の人は上昇せずに低い数値を保ったままのケースもあります。
低血圧は重症になりにくいと考えられがちですが、高齢者では立ち上がりのタイミングでふらついて頭を強く打ち付ける、手足を骨折するといったこともあるため、油断のならない症状と言えます。

低血圧を改善するための運動と食事

低血圧になる原因は様々ですが、主なものには自律神経の乱れや血行不良、筋力の低下があります。
これらを改善するような食事や運動を積極的に行うことで、症状の軽減が期待できるのです。
自律神経を正しく働かせるには交感神経を刺激すればよく、それにはチラミンと呼ばれる成分を摂るのが効果的です。
チラミンが多く含まれる食べ物はチーズやヨーグルトなどの乳製品や、オレンジやグレープフルーツなどの柑橘系フルーツですが、果汁ジュースより生の果物が良いでしょう。
そして体温の低下によっても自律神経は乱れたりすることがありますから、低体温を改善するためにも体を温め血行を改善する食べ物が効果的です。
温めるものではかぼちゃやねぎ、しょうがなどがよく知られており、鉄分が多く含まれるひじきやあさり、はまぐり、赤身の肉やレバーなどの内臓部位を摂れば血行も改善されます。
そしてこれらに含まれる鉄分を効率的に吸収するにはビタミンCが欠かせませんから、ピーマンやブロッコリーなどを組み合わせて料理をすれば、おいしく食事をしながら体質を改善することができます。
適度に運動することはすべての方にとって健康を維持するために重要ですが、特に低血圧の方は下半身の筋肉を鍛えるような運動が効果的とされています。
重力によって血液は体の下に降りていきますが、下半身の筋肉が収縮することで心臓まで送り戻されます。
しかしこのポンプのような働きをする下半身の筋力が低下すると、血流が弱まり低血圧となってしまうのです。
ジョギングやサイクリングが効果的ですが、いきなり激しい運動をしてしまうと体に負担がかかりますから、まずは軽めのストレッチやウォ―キングからはじめて、1か月ほど続けて慣れてから徐々に運動量を増やすようにしましょう。